『勿忘草(ワスレナグサ)』寒さに強く春に花咲く、少し切ないお花。

花の紹介

勿忘草の特徴、種類、花言葉などの紹介をいたします。名前は聞いたことあるけど、「どんな花かはよくわからない」と言う人も少なくはないんじゃないでしょうか。

そんな方に、勿忘草の良さを知っていただきたくてご紹介いたします。

勿忘草ってどんな花?

【原産地】ヨーロッパ

【科・属】ムラサキ科・ワスレナグサ属

【和 名】勿忘草、忘れな草

【英 名】 forget-me-not

【学 名】Myosotis

開花時期

開花時期は4月から6月。冬から春にかけて花を咲かせます。暑さと過湿に弱いため夏が訪れるころまでが、開花の見頃になります。

花は小ぶりで、春には開花し無数のブルーが一面に広がる光景がとても美しく印象的です。

色はブルー以外にも白やピンク色があり、庭に植える際は、色分けすることで可憐な絨毯のように見ることが出来ます。

花言葉

【私を忘れないで】【真実の友情】

チューリップやバラの様に、色別で花言葉が違うものもありますが、勿忘草の場合は色別関係なく勿忘草の全般的な花言葉になります。

【私を忘れないで】という花言葉があるように、少し切ない意味合いとしてもとれるので、贈り物として選ばれる際は、お花屋さんに相談してみるのも良いかと思います。

勿忘草(切り花)

お花屋さんなどに流通するようになるのは1月から4月ごろです。近年では、切花としてブーケなどにも使用できるように、丈が長くなるよう改良された勿忘草もあります。

ブーケの中に少し入れるだけでも、鮮やかなブルーが、アクセントになり目を引くことになると思います。

切り花として使う場合、相性の良い組み合わせとしては、かすみ草が良い例として挙げられます。特に、水色の勿忘草と白いかすみ草のブーケは、見ているだけで癒されるほど淡く優しい色合いになります。

勿忘草(苗もの)

切り花と同様に、1月から4月ごろまでお花屋さんやホームセンターなどで流通します。

切り花用に丈の長いものもありますが、本来なら丈が20センチ程度に伸びます。園庭に少し植えると、どんどん増えていきますので、庭を綺麗に彩ってくれると思います。

栽培方法としては、日当たりが良く水捌けが良いところを好みます。また、高温多湿に弱いので、梅雨が来る前に刈り込むか、涼しい場所に移してあげることで、夏を越え秋まで楽しめる事もあります。

苗ものを育てることが好きな人にオススメのお花でもあります。

色の種類

一般的なものは、花びらが水色だったり青紫色をしており、中心が黄色の勿忘草が切り花と苗もので多く流通しています。

また、苗ものとして花びらが白やピンクの勿忘草も流通する様になってきています。

終わりに

勿忘草の特徴や良さをお伝えすることができたでしょうか。普段から園芸が趣味の方や、お花に触れるきっかけがある方はよくご存知だと思いますが、そうでない方は、見慣れない花なのかもしれません。

今からは流通し始めていると思いますので、通りがかったお宅の園庭や道端、お花屋さんなどで見かけることがありましたら、気にしてご覧になってみてください。

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